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2009年12月 1日 (火)

アイヌ先住民・その真実・2 的場光昭著

夜中に読み終わりました。
非難という意味では決してなく私の中で、相違点がありましたので
正直に書かせていただきますね。

134ページの研究におけるアイヌ人骨の取り扱いに関する先生のご意見ですが、確かにイギリス人博物学者がアイヌの墓を発掘し17体の人骨を盗掘し処罰され
賠償金も払われております。遺族同意のもと、多大な代価が支払われている事実もアイヌ側も認める必用はあるでしょうが、「盗掘」というエゴイズムな行為に関しては侮辱です。

それに盗掘例は、これだけではありません。
何処かのコレクションの例もそうですが、「盗掘」という行為自体が、研究という名目の為に多く行われた事実に当時の「差別」を私は感じます。
ここ近年でも、ある高校の先生が、生徒を使い「アイヌの人骨」と知りながら、盗掘した例もあります。果たして、それが、アイヌではなく「和人」のものであれば、盗掘したのでしょうか?

こうした侮辱的行為に対しては、賠償金という解決の視点では済まない経緯があります。又人骨の保管に関しては、確かに今は公になり大切にされていると思うのですが、これは、諸先輩達が声を上げ続けての結果でもあります。

私の知り合いの方で、盗掘された人骨を自身で引き取り、実費で埋葬された方がおります。その中には、和人の子供の骨と思われるものも数体あったそうですが
分け隔てなく埋葬したと聞いております。 

「生活が困窮した和人が、子供を大切にするアイヌに預けて本州に戻った例が沢山ある。
同じ地で隣人として生きていた歴史に対する思いやりであり当然の行為だと
話して下さいました。」

今も高速道路建設で、道東は、アイヌの集落や墓地があったと思われる場所が
無作為に掘り起こされています。アイヌが声を上げるか、良心的、施行業者に当たらない限りは、何も無かった事にされるのでしょう。
もう一つ、悲しい事は、こうした自身の手により埋葬される方もいれば、「盗掘」にこじつけて、やれイチャルパだ!祭祀だ!研究だ!フォーラムだ!予算をよこせと騒ぐ「アイヌ屋」の存在です。
先に盗掘された人骨を自身の手で埋葬する人がいるというのに
アイヌ屋は誰も手を貸さず、埋葬に誰一人として参加せず人骨の残る大学でのイチャルパには参加し「祭祀として日当」をもらうお粗末な本質。

アイヌが、人骨の扱いに対し良識を求めるのであれば、その背景をアイヌ自身が
当然と思われる姿勢を見せるべきことも必要だと感じますが・・・・・・・

他にも色々とあるんですが、こうした意見の交換が出来る事が、必要だと思います。私は、歴史の中で、差別が無かったは思っていません。
正直、小さい頃の差別体験の中、憎しみからの視点で「アイヌの歴史」を捉えていた時期もあります。それは苛められる事へのコンプレックスの逃げ場の一つでもあったのかもしれません。
何の術も持たない子供の頃には、仕方の無い事だったと思います。
色々と寄り道はありましたが、今も確証的なものがあるわけではないですが、
現代アイヌが、無理に被害者主観を作り上げている現実に違和感を唱えます。

歴史の流れの中で一部歪んだ側面だけで上げ足を取るがの「運動」は、
間違いなく「自身達の手による精神的貧困に繋がり差別を自らが生産」していると感じます。
今に始まった事ではないですが、政策に関するアイヌの取り組み方は、過去の歴史の歪と同じ内容にも受け取れます。
こうした事で自族の文化に本当に愛着を持てるのか?
祭事も金!踊りも金!何でも金!
逆に後進の妨げになっていると思うのです。

自立する者が増えると、職業訓練も職場適応訓練もアイヌ語教室も何も行えなくなるし、広く公募して一般の人達を入れると負かされるし・・・・・・・・
取り分も少なくなるし・・・・・・・・小銭をばら撒いて自分のポジションも誇示できなくなるし・・・・・・・アイヌ団体の論点に「自立」等と言う言葉や認識は無いでしょう。
(書類には載っていますが)
この卑屈さは、協会の体質に対する協会の中身が、現実を表しているといえます。

この本が、決して「嘲り」ではないと私は思います。
ただ、こうした問に対し明確な受け答えを「アイヌの団体にしてもらいたいものです。」ジェノサイドに等しい行為を受けたという言い訳とこじつけから逸脱しない限りは、本質的アイヌ文化は消滅すると思います。
国の過去に絶対的、善悪を言及し保障を求め生活支援対策を望むのであれば
アイヌ自身も自らの文化や伝統に広く門戸を開き生活支援対策や助成に対して
公正であり責任を持ち透明性を公言するべきであると私は思います。

色々な視点からの本が出版されセミナーも開かれ
そうした課程で、何かしらの共通点や理解案が生まれてくる事を
切に願うのは私だけでしょうか?



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コメント

こちらこそ、貴重な御意見有難うございます。
今後ともこうした話し合いが建設的な方向に向かう事を本当に願います。
今度、機会がありましたら、多方面からの視点を先生が集約し本を出版されると事を望みます。
これからも宜しくお願い致します。

的場光昭です。
貴重なご意見有難うございました。砂澤様が体験された事例については、もし拙著改定の機会が与えられましたならば書き添えたいと存じます。
イデオロギーに毒されていない、こうした建設的な意見の積み重ねが、真の意味で差別の実態を明らかにし、誤解を解消して問題解決へと向かう最良の近道だと思います。
議論の勝ち負けではありません。それぞれの正しい部分はこれを明記し、それぞれの誤りは互いに改めるということからしか、百年の誤解や対立、差別をなくす方法はないと思います。

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